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クローズアップ源内

日々の暮らしや、音楽、山、その他もろもろ。

構想15年分のユーモアが爆発。ロイ・アンダーソン監督「さよなら、人類」をみました。

 

少し前になりますが、1月の末ごろに地元の映画館・十日町シネマパラダイスで、ロイ・アンダーソン監督「さよなら、人類」(2014)を観ました。

 なお、こちらの名曲とは無関係だと思います。


さよなら人類 たま

作品は非常に哲学的で、詩や絵画が動き出しているかのような映像世界が独特で印象に残っています。その制作へのこだわりも独特でした。

この映画は39シーン全てを、固定カメラ・1シーン1カットで撮っています。野外に見える景色はほぼ絵で、建物もミニチュアです。カメラが動くことはなく、アップも何もありません。人だけが淡々と動いています。
正直「狂ってる」と思いました。でも、その狂ったこだわりが生む作品の世界に衝撃を受けたことも事実です。

ただ、タイトルはどうにかならなかったのか、と首を傾げてしまいます。原題は「実存を省みる枝の上の鳩」。とっつきにくさはあるけれど、後味が残る意味深な感じが完璧にマッチしていると思うのです。

個人的に、「さよなら、人類」と聴けば、やっぱり「たま」しかありませんからね。石川浩二さんのランニング姿が頭から離れません。

第71回ヴェネチア国際映画祭で、アカデミー賞受賞作「バードマン」を抑えての金獅子賞を獲得したこの作品。人類の過去・現在・未来、こっけいさや、もろいところ…時を経ても変わらない人間の本質を、ブラックユーモアの限りを尽くして描いた100分です。

 過去の監督作品も含めたトリロジーBOXも発売されていました。

こちらも見ておくと楽しいかもしれません。

映画「さよなら、人類」オフィシャルサイト - 面白く観る7の事柄 -

 

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