クローズアップ源内

日々の暮らしや、音楽、山、その他もろもろ。

夏フェスに行く奴はバカか?!

 

フジロックの感想を書いた記事でも紹介した「夏フェスに行く奴はバカ!」って本を読み終えました。なかなか攻めの強いタイトルだったので、つい食いついてしまいました。フジの翌日に発売とか、狙ってますよね?

Amazonのレビューでは「健康面・自然破壊・トラブル等はフェスだけじゃない。フェスだけを問題にするな」とおっしゃっている方がいます。「夏を乗り切るメソッド」的な内容を書くために夏フェス批判をくっつけた感じなので、そこに立腹されているのかもしれません。でも、そこだけに着目してしまうのはもったいないですね。

私もフジロックが好きで何度も行っているので、このレビューのように、環境破壊やトラブルを例に挙げてフェス批判をされることが頭にきちゃう部分はあります。でも、あながち間違ってもいない指摘なので、冷静に受け止めます。

むしろ、多くのメディアが、フェスの楽しみ方や盛り上がりぶりを取り上げて人を煽り、マナーの悪さについてはほとんど触れない事に対して私は嫌気がさしています。ですので、本書がメインテーマでもないフェスについて批判してくれている点は好意的に受け止めています。

 

第一章では、夏フェスのメリットとデメリット(本書では「夏フェスにメリットはない」としています。)や、夏フェス否定派の方々の実体験レポートがまとめられております。多くの人が盛り上がり、楽しんでいる裏側で、迷惑を掛けられたり、嫌な思いをしてきた人がたくさんいる事も事実。9回もフジに行っているとすごくよくわかります。

しかし記憶する限り、第二章以降はフェスについての記述が一切なくなり、「夏を利用していかに自分を高めていくか、いかに元気に意気揚々と過ごすか。」ということが述べられております。本書の本当のテーマはここにあるのだと思います。

暑い夏はユーウツで、やる気も失せてしまいがちな季節ですが、そこをタフに乗り切るヒントがたくさんある本でした。初めから「単なるフェス批判本ではないな」と勘づいていましたが、まさにそんな本でした。「キャッチ―なタイトルと、夏フェスという旬なキーワードを織り交ぜて本テーマへつなげる」って、うまいなあと思います。

初めにも言いましたが、単なるフェス批判本ではないと思います。そう決め込んで避けるのはもったいないし、それほど長くもないので読みやすいです。

Kindle Unlimited対象でもあるのでぜひ。

夏がもっと楽しくなるかもしれませんよ。

夏フェスに行く奴はバカ!

夏フェスに行く奴はバカ!

 

 【こちらの記事もいかがでしょうか?】

今年もフジロックへ行ってきました。

BOREDOMSとフジロックの思い出。

よみがえるフィルムノワール。実際に起きた事件の「張り込み」を張り込んだ、渡辺雄吉の写真集「張り込み日記 」

これから山へ登る人にもおすすめする、私の好きな山の本と、心にとどめている山の本。

アラーキー、幻の一冊「センチメンタルな旅」が限定復刻版で登場。