クローズアップ源内

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吉村弘/Air in resort(1984)

 サトーです。

しばらく前の話になりますが、「森本書店30号」の誌面通販企画で購入したレコードが届きました。誌面は楽しく読ませて頂きましたが、レコードの方はじっくりと聴く機会がなく、ようやく聴いているところです。

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この『Air in resort』は、80年代に資生堂「春の化粧品デー」プレゼント用としてつくられたLPです。ホワイトカラー盤・クリアイエロージャケットという仕様に加え、まさかの「香り付き」レコードです。

調べてみたところ、盤面に香水がつけてあるそうです。実際、鼻を近づけると石鹸のような香りがほのかにします。

音楽を制作したのは、日本の環境音楽の草分け的存在である吉村弘さん。さしずめ『和製ブライアン・イーノ』といったところでしょうか。ミックスはオノ・セイゲンさん。

 この盤はSEA SIDEとFOREST SIDEに分かれており、それぞれの面で、波の音や風の音に電子音が載せられたアンビエントミュージックとなっています。
あくまで自然音をベースとして、そこに伴奏を載せているかたちですが、なぜか自然音の方が主旋律に聞こえてくるような不思議な作品です。

余談ですが、アメリカのバンド、フレーミング・リップスも変わったものを作っていて、「血液入りレコード」や、「USBメモリスティック入り頭蓋骨グミ(マリファナ味)」なんてものを出してました。マリファナ味のグミを食べながら楽しく聴け、ということですね。だいぶヤバいです(笑)

フレーミング・リップスが“ミュージシャンの血液入りレコード盤”を限定発売 - amass

フレーミング・リップス、1曲24時間の曲の短縮版をレコード・ストア・デイに発売 (2014/02/28) 洋楽ニュース | ロッキング・オンの音楽情報サイト RO69

 

 

話を戻しまして、この作品は、ゆったりとした気持ちになれる素敵な音楽でした。たとえわずかでも、現実を離れてリラックスできるひとときって、生活の中には必要なものだと改めて思いました。

この季節、外がこんなモノクロの雪景色だとそれを強く感じます。

f:id:anarogtarou:20170124140126j:image (撮影地:新潟県十日町市

ああ現実…春が待ち遠しいです。